私たちの取り組み

「楽しそう⁉」と目を付けること、「楽しい‼」と感じる心は、子供の数だけあって、その数に職員も保護者もプラスさせることができると思います。ですが、大人の願いや思いを押し付けることなく、好奇心から自然と湧き上がり、試し、経験し、その輪が広がり、周りの人と共鳴したり、共感したり、競い合ったり、そして、また新たなことを見つける・・・
そんな日々の積み重ねができればと思います。

また一方で、1年の流れの中に運動会と発表会の大きな行事がありますが、それは園文化として根付き、日々の流れの中でピリッとスパイスの効いたかのような時間と体験があります。

キッカケが大人発信の時があるかもしれませんが、無理強いはしません。キッカケは一歩目なだけであって、進むこと、止まること、曲がることは子供が選べます。その中から目標と道のりを子供達と考えることができるよう、常に見守りと導きを意識しています。

POINT1

同年齢と異年齢、どちらも自分理解と他者理解を編み上げます

学年は、どこかで線引きをしなければ、まとめることができないからありますが、その線引きは、生まれた年が同じか、違うかだけのことです。

我々は、発達段階が近い者同士が集まって活動することで得る同年齢での“刺激”、年齢の幅の違いから気づき感じることのできる異年齢での“刺激”。どちらも自分づくりのため、他者との関係づくりのために必要な“刺激”と考えます。

これらの活動や関係性は、生活と遊びの中に存在し、日常化した場面、偶発的な場面、意図する場面があります。大人都合や時間に追われることのないよう、どの場面も大切にしています。

POINT2

成功も失敗も色違いなだけで、
どちらもステキな経験

成功失敗、勝ち負け、正しい間違い…ポジティブかそうでないかが違い、子供にとって出来れば常にポジティブな方であって欲しい…と、大人は思うものでしょう。

ただ、ポジティブとそうでないかは、表裏一体で、考え方や心の置き場所次第でどちらにもなり得ます。“ポジティブで正しい”と決めつけるのは簡単ですが、一つの枠組みを作って当てはめる様なものです。よくよく思い返してみると、何かを成し遂げる際は、得てしてポジティブな方でないことから、自らの力で引き寄せるものです。

そう考えると成功失敗、勝ち負け、正しい間違い…どんな経験にも同じ価値があって、どちらも経験することに大きな意味があると考えます。

POINT3

豊富な活動を幅広い人たちで

「先生は何でも出来る…」と言いたいところですが、誰しも得手不得手があり、偏りがあるものです。
それを否定する必要もなく、違っていて良いと考えます。ですが、偏りや違いの影響が子供達の経験量や内容の質にあって良いとは思いません。
子供達の可能性は無限にあります。その無限に近づくための経験は、先生一人の力では到底用意できません。

そこで、園職員で得意な部分や連携し合って取り組むこと、外部から講師を招いて取り組むことがあります。
3~5歳児:体育活動(クラス毎にダイナミックなサーキット。週1回課外体操教室、対象学年は3歳児~小学生)。
4・5歳児:英語活動(月1活動。年間40回程度の課外教室、対象学年は3歳児~小学生)。
5歳児:太鼓活動(夏祭り・地域の集い・発表会の年3回披露)。絵画造形活動、デッサンや制作。
4・5歳児対象の課外プールがあり、バス送迎があります。

POINT4

意見を出し合う行事づくり

運動会も発表会も“やらされるもの”であってはいけません。ただ、本番当日の日が決まっているので、その日を目標に事が進みがちです。
ですから、目標は必ずやってくるその日ではなく、一番ステキな姿が何なのか、本人達の気づきや意見が反映される積み重ねを経て迎えることだと考えています。

週に1回、コーナー遊び。制作活動、おままごと、積み木、ゲームなど子供達が遊びたい遊びを選んで遊びます。
(異年齢の関係で遊びやルールの伝達伝承があります。)

ふれあい遊びや運動遊び。ルールある中で、心と体を動かします。遊びながら、関わり合いと協力競争を味わい、楽しさも悔しさも遊びの中に詰まっています。

0歳児・1歳児・2歳児、毎日サーキット。
室内にて行うので、雨の日も体をいっぱい動かします。全身を動かすことを目標に動きたくて仕方がないと意欲をくすぐる設定を考えています。

本物に触れる体験。本物の道具を扱う経験。

地域の方々からも応援していただいています。お話し会、紙芝居、歌う会など。