活動ブログ: 園の取り組み

2021年2月21日~3月20日までの様子

2021年3月25日 木曜日カテゴリー: 園の取り組み

『ステップアップの1ヵ月』
 園の近くの緋寒桜が見ごろを過ぎ、時の流れの速さを痛感します。3月中旬から移行保育が始まり、2歳児5名は2週間だいな幼児園で過ごしました。日頃より行き来している場所ではありますが、こんなに多くの友だちと終日生活するということは初めての経験。ウキウキして登園する日があれば、「今日ははらだに行く」と少し不安な気持ちで登園する日もありました。でも、どんな気持ちの日でも、みんなで動物園へ行ったり、油粘土をしたり、体を動かしたりしていると、楽しくなり、お迎えの頃には笑顔の子ども達。グッと大きく成長できた2週間でした。
 1歳児は、はらだ乳児園でなのは乳児園の子ども達と一緒に過ごしました。いつもと同じ場所ですが、部屋のレイアウトが少し変わり、興味津々の様子。“なんだこれ?”という表情で新しいおもちゃに触れていました。戸外遊びでは、1歳児同士で手を繋いで散歩に出る機会が増えました。ふとした瞬間に手が離れてしまっても、言葉なく阿吽の呼吸で繋ぎ直す姿にいつも驚かされます。活動では、卒園お祝い会で卒園児・転園児にプレゼントするペンダントをこっそり作りました。慣れない筆を使いながら、小さな紙粘土にチョンチョンと色を付けて完成。卒園お祝い会で渡すのが楽しみです。
 この1年は様々なことがあり、選択を迫られることや悩むことが多くありましたが、子ども達が毎日元気に登園し、みんなで一緒に楽しく過ごすことができた最高な1年でした。次年度も同じくらい最高な1年にしていきたいと思います。

宮本公園にて。一緒に滑るって楽しい♪
毎年恒例!マイバッグ作り!
2歳児は布やフェルトをボンドで付けたよ。
1歳児のマイバッグは絵具で色をポンポンと付けたよ!
ボールプールのお風呂。いい気持ち♪
公園でピクニック♪お弁当おいしい~!
ひなまつりにオリジナル菱餅を作ったよ!

2021年1月21日~2月20日までの様子

2021年3月1日 月曜日カテゴリー: 園の取り組み

『五感で楽しむ食育』
 9月末に種まきしたブロッコリーとカリフラワーがようやく収穫できるほど育ちました。子どもにとっては名前が長く、少し言いにくいブロッコリーとカリフラワーですが、大きくなるにつれ、「これ、なにができるの?」「みどりがブロッコリーで、しろがカリフラワー!」と興味をもって観察するようになりました。
 2月8日(月)、待ちに待った収穫です。硬い茎を保育者が力をこめてハサミで切っていると、自然と「せんせい、がんばれ~!」と応援のコールが聞こえ、無事収穫できると歓声が上がりました。大喜びで、優しく触れてみたり、匂いを嗅いでみたりしていました。部屋に入ると、早速2歳児が水で洗います。冷たい水にも負けず丁寧に洗い、保育者にバトンタッチ。包丁で半分に切ります。「中、どんな色だと思う?」という保育者の問いかけにそれぞれ思い思いに答える子ども達。実際に見てみると、きれいな緑・黄緑・白で感激。興奮冷めやらぬ中、一口サイズにカットしてレンジで加熱。あっという間に実食タイムです。あえて味付けはせず、素材の味を楽しみます。子どもと一緒に保育者も一口味見。甘味の違いに気付き、子ども達に伝えると、「あじがちがう!」「ブロッコリーのほうがあまい!」と会話が始まりました。この時感動を共有できたことがとても幸せでした。また、普段野菜が苦手で食べにくい子どもも、勇気を出して一口パクリ。二口目はなかなか進まず…でしたが、“食べてみよう”と思ってくれたことに食育の素晴らしさを感じました。
 あと1ヵ月程で、今年度が終わり、新年度が始まります。“今”を大切に日々楽しいことを行なっていきたいと思います。

ソリ遊び!
全身の力を使ってひっぱります!
おには~そと!ふくは~うち!
小麦粉粘土に夢中。
いい表情♪
上手に積めるようになったよ!(1歳児)
縦・横、交互に積めるよ!(2歳児)
ブロッコリーとカリフラワーの食育中。
ワクワクが止まらない!

2020年12月21日~2021年1月20日までの様子

2021年1月25日 月曜日カテゴリー: 園の取り組み

『イベントづくしの季節』
 12月下旬、子ども達のドキドキワクワクが最高潮になってきました。25日のクリスマス会を前に、24日はクリスマスケーキのクッキングをしました。2歳児がホットケーキミックスと牛乳を混ぜ合わせます。はじめのうちは少しの力で混ぜることができましたが、だんだんと重くなり、なかなかうまく混ぜることができません。保育者が静かに見守っていると、友だちが困っていることに気付いた子ども達は、絵本『しろくまちゃんのホットケーキ』に出てくる場面を思い出し、「(ボウルを)おさえとくわ~」と手を伸ばし、支え、自主的に手伝っています。今までは“自分がする”“1人でする”ということに喜びや満足感を感じていた子ども達でしたが、“相手のことを思い行動する”という姿に感動を覚えました。
 そして待ちに待った25日のクリスマス会。なのは乳児園の友だちに歌や手遊びに披露したり、保育者のサックス演奏を聴いたりし、和気あいあいと楽しみました。おやつ後にはサンタさんがプレゼントを持って来てくれました。ニコニコと嬉しそうな2歳児。しかし1歳児は様子が違います。興味はあるけど、なんだか怖いかも…でもプレゼントは欲しい…といった複雑な表情で保育者に助けを求めています。勇気を振り絞ってプレゼントをもらいに行く子どももいれば、やっぱり怖くて泣き出す子どももいました。1歳児ならではの姿に、愛おしさを感じました。
 新年を迎えると、園はお正月ムードに。制作で作ったmy凧を公園で上げたり、昼食でおせちメニュー(黒豆、なます、雑煮など)を食べたり、福笑いで遊んだり、獅子舞に頭をかじられたりし、乳児なりに日本の行事というものに触れて楽しみました。
 日中寒さ厳しい日が続き、雪が降ることも多くなっています。戸外遊びが難しい時期になりますが、室内でもしっかりと体を動かして、強い体を作っていきたいと思います。

曲に合わせて手作りマラカスをフリフリ!優しい音♪
今年もサンタさんが来た!
「ありがとう。またきてね。」
獅子舞だ!
近くに来ないで…怖いよー!
9月に植えたかぶをついに収穫。
うんとこしょ、どっこいしょ。
ボールプールを逆さにしてお家ごっこ。
新しい発想だね。

2020年11月21日~12月20日までの様子

2020年12月25日 金曜日カテゴリー: 園の取り組み

『ワクワクがいっぱい』
 今年も残すところあと少しですね。12月に入り、日が暮れるのがとても早くなりました。それでも子ども達の“外に行きたい欲”は健在。特におやつ後16時頃になると園の近くのお家のイルミネーションが輝き始めるので、この欲はますます膨らむのです。そこで空が暗くなる前(だいたい16時~16時半)に散歩に行くことにしました。歩いて数分で、イルミネーションが綺麗なお家に着きます。見上げると棒状のものにライトが付いていて、上から下に向かって順にピカピカ光っています。「雨が降っているみたい!」「サンタさん来るね~!」と思い思いに盛り上がっていました。そしてその帰り道、落とし物の手袋を発見。いつも読んでいる絵本『てぶくろ』に出てくる光景とそっくりなことに気付いた子ども達は、次々に「ぴょんぴょんがえるが(中に)いるんちゃう?」「おしゃれぎつねかな?」「くまははいられへんわ~!」と想像を膨らませて、ワクワクした様子で話をしていました。
 次の日、2歳児の熱意を感じ、大きな手袋を作ることにしました。ビニールシートにマジックで絵を描いて、手袋の形にテープで貼って、あっという間に完成です。2人ずつ入るのが限界ですが、それぞれが好きな動物になりきって、「ぼくもいれて。」「どうぞ。」と絵本のセリフを真似してやりとりし、上手に交替しながら、ごっこ遊びを楽しんでいました。
 最近では1歳児も2歳児もしっかりと集中力がつき、絵本を最後まで見ることができるようになってきました。また2歳児はストーリをよく理解しており、絵本終わりにクイズ大会をすると、内容を思い出し、答えることができます。今後も子ども達の興味に合った絵本や活動を考えるのはもちろんですが、興味・関心に繋がるようなしかけ作りを意識して保育を行なっていきたいと思います。

7日(金)保護者親睦会開催。
みんなで過ごす夜の保育園って新鮮!
だいな幼児園のテラスでお弁当。
ポカポカ暖かくて半袖でも大丈夫だよ!
サーキット中に手を取り、助け合う1歳児。
素敵な関係だね。
クリスマスツリーの飾りを集中して作っているよ。
初めての紙粘土の感触はどう?
オレンジの手袋。
「ぼく、のっそりぐま!」「わたしは、おしゃれぎつね!」

2020年10月21日~11月20日までの様子

2020年11月26日 木曜日カテゴリー: 園の取り組み

『ちいさい秋、みーつけた』
 朝夕肌寒く感じることが多くなってきましたが、日中は日差しが気持ちよく、散歩にピッタリな気候です。子ども達は牛乳パックでマイバッグを作り、どんぐりやまつぼっくり、色付いた葉っぱなど秋の自然物探しを日々楽しんでいます。葉っぱを拾うと、「おみやげ!」と毎日のように園に持ち帰り、本にしたり、部屋に飾ったりして眺めています。ただ、どんぐり探しはなかなかの難易度です。土と同化して見つけにくかったり、上に落ち葉がかぶさって隠れてしまっていたり…。はじめは保育者が見つけたものを「〇〇がもらう」「〇〇にちょうだい」と取り合いになっていましたが、見つけ方の“コツ”を伝えると、少しずつ自分で見つけることができるようになり、すっかりどんぐり探しの名人に。「はっけん!」「こっちもはっけん!」とあちこちで声が上がり、大盛り上がり。マイバッグにこぼれそうな程どんぐりを拾うと、喜んで帰園しました。今後は、この葉っぱやどんぐりを使った制作を、子ども達と相談しながら、楽しんで行なっていきたいと思います。
 また、室内での活動も秋を意識して行なっています。月に1~2回取り組んでいる食育やクッキングでは、旬のきのこを使ってカレー作りをしました。エプロンと三角巾を身に付けた2歳児が、しめじ・まいたけ・エリンギを手で小さく割きます。それぞれのきのこを見比べながら、「(しめじは)ぼうしがある」「(エリンギは)もちてがある」「(まいたけは)なんかちがう」と興味津々の様子。炒めたり、煮たりするのは保育者の役割でしたが、子ども達から見える場所で行なうと、状態の変化にも気付きことができ、新しい発見をしたようで目を輝かせていました。
 いろんな秋に出会えたこの1ヵ月。これからも季節を感じながら、様々な活動を楽しんでいきたいと思います。

自然の中でかくれんぼ。
ジョギングコースにて。
どんぐりあった?
袋にシールを貼って、花紙入れて、簡単きのこ作り!
真剣なまなざしで、きのこを割く子ども達。
宮本公園にて。
大きな葉っぱ探し中。
のぼるの大好き!!