活動ブログ: 園の取り組み
2019年12月21日~2020年1月21日までの様子
2020年1月24日 金曜日カテゴリー: 園の取り組み
<獅子舞>
正月休みが明けて、今年初めてのはらだ乳児園。子ども達は、「おとしだまもらったよ。」「おじいちゃん、おばあちゃんのお家いった。」「エビいっぱい食べた。」などと、家庭での出来事を嬉しそうに聞かせてくれました。
室内で新聞紙あそびをしていると、どこからともなく、“お囃子”が聞こえてきました。「なんか音する。」「これ何?」とあたりを見回す子ども達。すると、玄関から獅子舞が登場しました。興味津々に見つめる子ども、保育者の後ろや段ボールバスの中に大慌てで避難する子ども、獅子舞が怖くて身動きも取れずに大泣きする子どもなど、反応は様々でした。保育者が先陣を切って、獅子舞に頭を噛んでもらい、無病息災を祈ったり獅子舞にお礼を言ったりしていると、数名の子どもが「ぼくも」「ガブしてもらう」と名乗り出ました。おそるおそる手や頭を差し出すと、優しい甘噛みで応えてくれる獅子舞。仲良しになって、獅子舞とのスキンシップを楽しんだのでした。実に様々な反応で、正月行事に触れた子ども達です。
<園外保育>
王子動物園に行きました。この日は、1歳児と2歳児がペアになって手をつなぎ、動物園内を散策しました。2歳児のエスコートもあり、1歳児も自分でよく歩き、広い園内をぐるりと1巡しました。キリンの前まで来た時、キリン同士がケンカをしているようでした。それに気づいた子ども達が、「あっ!キリンがケンカしてる。」「痛いって言ってる。」「2人であそべばいい。」などと意見を出し合い、キリンのケンカを仲立ちしようとしているのでした。子ども達の体も心も大きく成長しているのを感じた動物園巡りでした。
<カブの収穫>
秋に種まきをして育てたカブを収穫しました。絵本『おおきなかぶ』をみんなで読んで、イメージトレーニングはバッチリと、プランターに向かった子ども達。「さあ、頑張ってカブをひっぱろう!」と意気込んで取りかかると、スルスル~、スポン…。現実のカブは少しの力で軽々と抜けたのでした(笑)。収穫したカブの大きさはそれぞれで、立派なものもあれば、実はなく葉っぱと根っこだけのもありました。採れたてのカブを水洗いして、ホットプレートで蒸し焼きにしました。保育者がカブを包丁でカットする際に、「ここで問題です。カブの中身の色は何色でしょう?」とクイズを出しました。「あか」「あお」「きいろ」「みずいろ」など色々な答えが返ってきました。包丁で実際に切ってみると、中身は純白。でも蒸し焼きにすると透明がかった白色に変化していきます。新しい発見とともにみんなでいただきました。やさしい甘みと柔らかい食感で、とても美味しいカブでした。おかわりも全てなくなり、子ども達に好評でした。
<お楽しみ会>
腹話術師の林志保さん(愛称:ライスちゃん)をお招きして、はらだ・なのは合同お楽しみ会を開催しました。人形のカズくんがスーツケースの中から登場すると、「ハッ」と息を飲む子ども達に静まり返った室内。しかし、ライスちゃんとカズくんの気さくなやりとりがはじまると、すぐに子ども達の緊張はとけて、笑顔と笑い声に変りました。カズくんからの質問に子ども達が自由に答えたり、カズくんのリクエストに応えて「パプリカ」をみんなで歌ったりして、次第にライスちゃん・カズくんと子ども達との会話に発展していきました。最後は、カズくんと握手もしました。子どもも大人も、腹話術の世界に引き込まれ、心躍るひとときでした。
2019年11月21日~12月20日までの様子
2019年12月23日 月曜日カテゴリー: 園の取り組み
11月後半になると、街の木々が一斉に落葉をはじめました。子ども達は、散歩先で落ち葉のじゅうたんを見つけると、一斉に踏みしめたり、葉っぱをすくって空に放ち、ひらひらと落ちていく様子を眺めたりして楽しんでいました。ある日、白画用紙とテープを持って散歩に出かけました。お気に入りの葉っぱを選んで白い紙に貼り付けてみることに。セロハンテープを使うのは初めての子ども達でしたが、粘着面を確かめたり、ねじれて再挑戦しながら、手先に集中して葉っぱを1枚1枚貼り付けていきました。裂け目のはいった葉っぱをセロハンテープで修理している子どもやどんぐりを貼り付ける子どももいました。子ども達の自由な発想と色とりどりの葉色が際立って、おもしろい作品集ができました。いまでも作品集からは桜のよい香りがしています。大人は、玄関まわりのはき掃除が大変な時期ですが、子ども達には、自然を感じながら遊ぶ事のできる絶好の季節です。
12月には、クッキングで「クリスマスケーキ」を作りました。2歳児が、①蒸しパンミックスと水を混ぜる、②生地をマフィンカップに絞る、③ホイップクリームといちごを飾るという工程で取り組みました。エプロンと三角巾を身に付けた子ども達は、やる気と緊張感いっぱいに慎重に取り組んでいました。1歳児は、その様子を憧れのまなざしで見つめていたのですが、いちごの飾りつけを最後に自分ですることが出来た時は本当に嬉しそうでした。蒸しパンにホイップクリームといちごを乗せたシンプルなケーキですが、出来立てでふんわり温かいクリスマスケーキは抜群の美味しさでした。クリスマスケーキを味わった直後は、ままごとコーナーでケーキづくりごっこが早速始まりました。
最近、子ども達が体力アップしているのを感じます。散歩では長い距離をしっかり歩けるようになり、室内でも、サーキット、体操、表現あそび、リトミックなど全身を動かすあそびが大好きです。体を十分動かしてあそび、栄養満点の給食とおやつをモリモリ食べ、休息を十分にとるメリハリのある生活リズムと、手洗い・薄着の励行で、風邪に負けない丈夫な体づくりに努めます。
2019年11月1日~11月20日までの様子
2019年11月27日 水曜日カテゴリー: 園の取り組み
紅葉が目に鮮やかな季節となりました。今月のお弁当日は、年齢別に分かれて園外保育をしました。
1歳児は筒井公園に行きました。はらだ乳児園からは距離のある公園なので、行き帰りはバギーに乗って移動し、公園内でたっぷり時間をとってあそびました。広い砂場では、スコップで砂を掘ったり、型抜きをしたりして、砂の感触を楽しみました。大型遊具も大人気でした。高いところに登ったり、すべり台を滑ったり、階段を昇り降りしたりと、繰り返し繰り返しチャレンジして体を動かしていました。お弁当は、はらだ乳児園に帰園していただきました。子ども達にとって、月1回のお弁当日は特別なものです。自分のお弁当を見つけた時、お弁当の蓋をあける瞬間の嬉しい表情は何とも言えません。お家の方が早起きをしてこしらえてくれたお弁当から愛情を感じるからでしょうね。
2歳児は、電車に乗って須磨水族園に行きました。 出かける前に「でんしゃにのって」という絵本(とよたかずひこ著)をみんなで読んでから出発しました。自分のリュックを背負い、友達と手を繋いで歩き出した子ども達は、普段より口数少なめでした。嬉しさと緊張が入り混じった表情で電車に乗り、みんな静かにお行儀よく座席に座っていました。須磨水族園につくと「海の散歩道」というスロープを通り、イルカライブの観覧席までみんなで歩きました。薄暗いスロープを皆でくっついて歩いたり、イルカショーでクイズに答えて手を挙げたり、イルカの大ジャンプに歓声をあげたりして、存分に楽しみました。お弁当タイムでも、リュックからレジャーシートを出して広げたり、お弁当を自分で食べたり、自分のタイミングでトイレ向かったりと、身の回りのことに自から進んで取り組む子ども達の姿がありました。先月にも王子動物園でお弁当を食べた経験が、子ども達の自信につながっているようでした。 しかし、帰り道になると朝からの緊張や疲れが出て、「歩きたくない!」「抱っこして!」と言う子どもがいました。そこで、みんなでカラオケ大会をしながら歩くことに。みんなで歌い、励まし合いながら道を進む内に、初めはベソをかいていた子も元気を取り戻し、最後まで全員で歩く事が出来たのでした。子ども達にとって大冒険の一日になりました。
2019年10月
2019年10月29日 火曜日カテゴリー: 園の取り組み
『運動会』
10月1日、はらだ・なのは乳児園合同で運動会をしました。プログラムは、「①バナナくん体操」「②リトミック」「③おっかけ玉入れ」「④かけっこ」「⑤2歳児協技 電車でGO」「⑥親子でメリーゴーランド」の6種目です。この日は夏が戻ったように暑い日でしたが、子ども達は広い公園内をかけまわり、のびのびと体を動かしました。
「②リトミック」は、さくらさくらんぼのリズムを中心に春から継続的に取り組んできました。今では、ピアノのメロディを聞いただけで、何の表現か(動物・物・自然現象)わかるようになり、曲の大きさやテンポに合わせて動けるようになっています。普段は室内でするリトミックですが、運動会では初めて屋外で行ないました。子ども達は解放感いっぱいに体を動かし、リズムに乗っていました。 「⑤2歳児協技 電車でGO」は、競技ではなく協技種目です。2歳児が2人組になり、電車になって出発進行します。1人はフープの中に入り運転士役、1人はフープの後ろにつかまり乗客役です。折り返し地点までくると、運転士と乗客でポジションを交代し、復路進行します。運動会当日まで、2歳児でこの協技を繰り返し取り組みました。初めは、子ども同士で気持ちがぶつかったり、時間がかかったりしましたが、経験を重ねる内に、自分の思いに加えて相手にも「こうしたい」という思いがあることに気づくようになりました。運動会本番でも、子ども同士で協力し、全ペアがゴールできました。
『アオムシが蝶に』
先月からはらだ乳児園で飼育していたアオムシがさなぎになりました。 それから10日後の朝、無事に羽化しアゲハ蝶になりました。登園した子ども達は虫かごの周りに集まって、美しい姿に変態した蝶をまじまじと見つめていました。絵本の「はらぺこあおむし」の世界を現実に体感した瞬間でした。同日、公園でアゲハ蝶を空に放して見送りました。初めはなかなか飛び立とうとしないアゲハ蝶でしたが、時間をかけてついに空を飛びました。子ども達から歓声があがりました。
翌週、子ども達とある制作に取りかかりました。1人に1枚、大きなビニール袋を用意し、油性ペンやシールで好きな模様をつけました。そうこれは…、自分の羽です。公園に行き、制作した羽を背中につけると、子ども達は元気に飛びました。両手を羽ばたかせたり、羽にうける風を感じたりて公園内をかけまわり、蝶になりきってあそんでいました。
2019年9月
2019年9月28日 土曜日カテゴリー: 園の取り組み
9月に入り、朝夕はすがすがしい秋の涼気が感じられるようになりました。 子ども達が大好きな散歩を短い時間と距離から再開しました。行き先は、王子動物園、緑地広場、城内通公園、原田児童館前広場など近場ですが、この時期は色んな種類の虫に出会えます。アリ、ダンゴムシ、バッタ、カマリキリ、アオムシなど…まだ蚊も飛んでいます。虫を見つけた子どもは、驚きや喜びいっぱいに、「むし、おったー!!」と大きな声で友達や保育者に知らせます。虫の周りは、あっという間に子ども達でいっぱいになり、虫に熱い視線が注がれます。はらだ乳児園には、春からカタツムリがいましたが、今月からバッタ、ダンゴムシ、あおむしが仲間入りしました。保育室に並んだ虫カゴを順番に観察したり、虫の名前をみんなで考えたり、バッタのエサである猫じゃらしをとりに行ったり、霧吹きをしたりしてお世話をしています。あおむしは9月下旬からさなぎになる準備をはじめました。子ども達は、毎日の観察やお世話の中で、虫の変化にわくわくしながら、興味と愛着を深めています。 これから、散歩の時間や距離を少ずつ伸ばしていき、秋の自然をたくさん見つけたいと思います。
9月は、感触あそびで小麦粉粘土をしました。 保育者がこねるボールの中で、小麦粉が粉から粘土になっていく様子をじーっと見つめていた子ども達。保育室に以前から貼ってあったお月見の写真や保育者手作りの三方(月見団子を乗せる台)があるのを思い出した1人の子どもが、「おだんごつくる!」と言いました。それを聞いた周りの子どもも「いいよ。おだんごつくろう!」と賛成し、みんなで団子づくりがはじまりました。小さくまるめた団子が机の上にたくさんでき、次はそれを三方の上に並べて飾りました。完成した月見団子を保育室の窓際に飾って、お月様のお供えにしました。 また別の日に、もう一度小麦粉粘土をしました。今度は粘土に色をつけてカラー粘土にしました。粘土につけた色がマーブルになって、次第に全体に馴染んでいく様子を見ながら楽しみました。 さらに別の日には、今度は同じ小麦でも小麦粉ではなく、パン粉に水を加えて作るパン粉粘土を初体験しました。パン粉のサクサクした感触がこねる内に柔らかい感触に変化していくのが楽しく、また、パンのいい香りが漂うので「いいにおい~」と粘土を何度も嗅いでいました。様々なバリエーションで楽しんだ感触あそびでした。