活動ブログ: 2019年12月
2019年11月21日~12月20日までの様子
2019年12月23日 月曜日カテゴリー: 園の取り組み
保護者会を終えて
~子どものトラブルより保育者の思い~
12月20日(金)保護者会をしました。内容は園からは園生活での子どもの姿を話し、保護者からは家庭での子どもの様子や気になる姿を話してもらいました。メインテーマは「子どものトラブル」についてです。子どものトラブルをどう考えるかです。おもちゃの取り合いで叩く、噛む、押す、髪の毛をひっぱるなどの行動が一歳児の子どもには多く見られるようになりました。園として一人ひとりのそのような姿をどう捉え、どう受け止め、どう対応しているかを話す前に保護者の方に自分の子どもが噛んだり、押したりする姿をどう思うのかを尋ねました。噛みつきは子どもの発達段階にみられる一現象という捉え方もあります。例えば、ことばの発達が未熟なので十分に自分の意思を伝えることばが出なくて噛みつくなど直接な行動が多くなるということです。人を叩くなどの攻撃的な行動が多くなるのも年齢の特徴です。気持ちが安定していない時にイライラを他の子どもに向けることもあるでしょう。また、大人が大声をあげたり、すぐ泣いたりするのを楽しんでいると感じる時もあります。噛みつきやひっかきなどの行動からみえてくる子どもの思い、要求、原因がわかる時と理解しにくい時があります。しかし、子どもには何らかの気持ちが動いて行為が生まれるのだと思います。私たち保育士は噛まれることの痛みやショックを受け止めます。反対に噛んだ子どもの思いも「欲しかったのね」「貸してって言おうね」などや噛むことはいけないことを抱きしめて真剣に伝えています。